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2022年 3月 29日 ラストブログ【武】

「高校2年生の3学期は受験生の0学期です。自覚を持って頑張ってください」

そんな校長の話を耳にしたことがあります。一個前の学年の最終学期を0学期と定義して基準にするのかあ面白いなあと。

新高3のみなさん、受験生0学期の勉強は頑張れているでしょうか。新高2のみなさん、高2のスタートダッシュは順調ですか。

新高1のみなさん、高校生になる準備は万端でしょうか。

どうも社会人-6学期の武です。

 

本日は、蒲田校担任助手2年武のラストブログということで、わたくしの受験話とこれまで見てきた受験生の話を交えて、みんなに伝えたいことをここに書き残そうと思います。

 

私が東進に入塾したのは、部活引退後の6月中旬。部活終わった瞬間に入塾を決めました。最もほかの塾を見る時間的余裕もなく、全国統一を受けた東進で即決したのですが。

そこからの受験生活は勉強一本。非常に大変だった。過酷でした。

2月ごろから本腰入れて自宅勉強はしていたのですが、入ってからはとにかく東進のカリキュラムに食らいつくのが精いっぱいで、一年通じ常に身を削って勉強に励んでいた記憶があります。

僕を突き動かした原動力は負けず嫌いの性格と、くどいようですが自分の「志」の二つでした。かっこいい学生証がほしかったのと、将来日本の再興に寄与できるような人財になりたっかった。

それだけで毎日誰よりも誰よりも勉強していました。友達ともつるまず、彼女とも会わず、家族ともろくに話さず、娯楽は一切なし…

今も自分の誇りとしてあの一年は心的支柱になってます。

 

結果はみなさんご存知の通り、明治大学商学部合格。希望の進路とは違いましたが、この大学に進学することにしました。

 

私がこの話から何が言いたいかというと、受験頑張った自慢などではなく、結果はおまけみたいなものだなと。こんなこと言っては根も葉もないですが…

受験はその試験の構造上、あんまり勉強頑張れなかった人でも、山があたったり、勘でマークが上手くはまったり、記述でもそれっぽいこと書いてたまたま〇がもらえて受かる事だって可能性としてあります(見たことはないけど)。

反対に受験勉強を死ぬ気で一生懸命やった人でも、本番の緊張感に負けてしまったり、ちょっとの計算ミスで全体がくるってしまったり、横で試験を受けるいかれた受験生に集中を阻害されたり時の運である側面もあります。

もちろん、そうした逆境をはねのけて第一志望に受かっていくすごいやつはいます。

でも現実問題、全国の高校生があこがれる難関大学に見事合格できる受験生なんてほんの一握りです。

何倍何十倍もの倍率をくぐり抜けて勝ち取らなければならない、優勝劣敗の残酷な世界。

 

僕はその結果ももちろん大事ですが、それよりもその試験に向かうために重ねた努力を大切にしてほしい。

自分の夢や志のため、毎日を勉強に捧げて人生今までないくらいすべてをかけて挑戦する。大変貴重な機会です。人生でこんなタイミングそうありません。

僕ももっと早くから勉強やっていればという開始時期に対する後悔がないこともないですが、今受験生に戻ってもあれ以上の努力はできないと言い切れます。

そうした意味で受験生活、受験そのものに後悔はありません。

そしてあの時頑張りぬいた経験は今でも強烈に心に残っています。

これから先、どでかい壁にぶつかることがあっても大抵のことなら努力して乗り越えられる。そんな自信がついたのです。

卒業していく受験生を見ても、すがすがしいやりきった表情を見せてくれる受験生は総じて、合格不合格問わず東進でも学校でもおうちでも膨大な努力を重ねていた受験生です。

僕は中途半端な努力による合格よりも、一生懸命取り組んだ不合格を褒めてあげたい。それにより価値があると思う。

みなさんにもそうした「人財」になってほしいです。

 

これを読んで少しでも頑張ってみようかなと思ってくれる生徒がいたなら、僕が担任助手として働いてきた意味になるのかなと思います。

では、また。

 

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